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あの日、あの時

  • 執筆者の写真: 錬和会空手道場
    錬和会空手道場
  • 2024年1月5日
  • 読了時間: 3分

指導員の山根です。

今回はまだ小学生だった少し昔の話です。


私が小学校高学年の頃の下校後は

「おやつ→ダラダラ→テレビ→怒られながら宿題をやる」

という、謎のルーティンが出来上がっていました。

そして、帰宅後のテレビは決まってOHKのFNNスーパーニュースでした。

全く分からない中、なんとなく大人ぶって、訳もわからないのに「へー」って言いながら、見ていた記憶があります。


その日もいつも通りテレビをつけると、見慣れないテロップに、慌ただしいニュース。

そして鳴り止まない、異音。

何が起こっているのか全くわかりませんでした。

どのチャンネルに変えても、同じテロップ、同じ内容。

そして、家にポツンと1人。

とても恐怖だったのを今でも鮮明に覚えています。

初めて目にする災害に何も発することができませんでした。



日本中が暗い気持ちの中迎えた3月23日。

小学校、中学校の先輩で、家も近所の先輩3人が創志学園高校の野球部として、史上最速の高校球児として、1年生のみのチームで甲子園に出場しました。

小さい頃から野球好きだった私は、テレビ前で観戦。

登校班が同じだった、野山キャプテンが選手宣誓をするということで、朝からテレビに釘付けでした。


そんな中始まった開会式。

選手宣誓のコールがされたときは鳥肌が。

そして。


宣誓。

私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。

今、東日本大震災で、多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。

被災地では、すべての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。

人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています。

私たちに、今、できること。それはこの大会を精いっぱい、元気を出して戦うことです。

「がんばろう!日本」。

生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。

平成23年3月23日

創志学園高等学校野球部主将 野山慎介


この言葉と共に、涙が溢れ出しました。

甲子園一体が、テレビを見ている人がみんな同じ気持ちになったのではないでしょうか。

そして、この選手宣誓は13年経った今でも、鮮明に思い出します。

惜しくも、1回戦で敗退してしまいましたが、とても誇らしい気持ちになりました。




2024年になって、まだ数日。

多くの尊い命が失われました。


あれから13年経った今、何ができるんだろう。

そんなことを考えながら、このお正月を過ごしました。


今、人に何かを伝えられる立場にいる。

そんな立場だからできること。


平和を願う「武道」の中の「空手道」をやる人間として、やるべきことは何か。


それは、

今まで以上に周りの全てに感謝し、笑顔で元気いっぱい活動を続けること

これだと思います。


錬和会の「〜今日より強い明日の自分 やらされるじゃなく自分から〜」や7つの合言葉にあるように、日々の鍛錬を大切にしていくこと、日頃から感謝の気持ちを持ち、それを表現していくこと。

今年の個人的目標はこれにします。


錬和会は6日から新年が始まります。

道場生、指導員、保護者、地域の皆様で錬和会を盛り上げていきます!

今年は、昨年よりもたくさん地域の行事に参加し、たくさんの笑顔元気をお届けしたいと思います。

どうぞ、本年もよろしくお願いします!

 
 
 

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